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PENN A2芝

ゴルフ専門の月刊誌や週刊誌からも高い評価をいただき、トーナメントシードプロ数名からはナショナルオープン以上と賞賛をいただいた当クラブ自慢のグリーンが、アイスリンクのようなグリーン面と人工的なアンジュレーションを必要としない華麗なローリングで、お客様1人1人をマスターに変身させます。その秘密はマスターズ開催コースであるオーガスタナショナルと同じNewベント『Penn-A2』を使用して、その育成に成功した極めて希少価値の高いグリーンであるからです。

有名ゴルフ場のコース管理関係者や設計者も多数見学に来るA2グリーンでマスターズの興奮と感動をTVだけではなく実際に体感し満喫ください。

出典:Golf Digest Choiceより

傾斜が読めれば入る理想のフィーリング

3ミリに刈り込まれたグリーンのベント芝をそのまま自然にまかせて放置すると、高さ30センチぐらいの草に成長するそうだ。

人間の身長が100倍になって、50〜60階建ての超高層ビルの高さになると想像してみると、芝の生命力は驚くばかりだ。

しかし、すごいのは天に向かって伸びる成長力だけではない。自然界にあればごく普通の植物(イラスト参照)が、ゴルフ場のグリーンに用いられると不精ひげぐらいに刈り込まれて踏まれて、じっと耐える。すごい根性だ。

最初に、このページの上の写真を比較してほしい。縮小率はともに50パーセントだが、違いは一目瞭然だろう。

右は刈り高3.2ミリの『ペンA2』のグリーンで、左は37ミリに刈った『ペンクロス』のグリーンだ。刈り高わずか0.5ミリの違いしかないから、時間が経てば日照などで伸び方が変わってしまうほどの微妙な差だ。では、どこが決定的に違うのか?

グリーン面の芝を1センチ角に切り取り、芝の葉を1本ずつバラして数えてみた。芝にとってもっとも快適な春季の2月から4月と秋季の11月ごろは、ペンA2の葉は1平方cmに40本以上密生するのに対し、ペンクロスは35本の密度だった。芝にとってのオフシーズンだと、それぞれ30本と20本の密度になるとか。水平位置からミクロ撮影(上の断面写真参照)すると、ペンA2の葉は直立し、根は地面に垂直に伸びている。

左のペンクロスの葉は少しカールし、根は地を這うように横に伸びる。写真では光線の具合でわかりにくいが、葉1枚の幅もペンA2よりペンクロスのほうが広い。この芝の専門家にしかわからないような違いが、パッティングに臨むゴルファーには、決定的なフィーリングの差になっている。 スティンプメーターで測るとペンA2の上りラインが11フィート、下りが14フィートもあったのに対し、ペンクロスは上りが9フィート、下りラインは10フィートだった。この数字を覚えておいてほしい。たった2フィートの違いなのに、9フィートと11フィートでは天と地の差があるというのだ。

フィールドの出現でゴルフ界に変化も…

「パットするとボールが地面に吸いつくように、傾斜どおりに転がるグリーンが理想です」とは沼津国際CCの社長であり、支配人であり、グリーンキーパーでもある山田友昭さん。腕前は学連ゴルフ部出身のシングルさんだ。

沼津国際CCはマスターズが開催されるオーガスタナショナルGCのグリーンと同じペンA2を、6年前に採用した。マスターズで世界の名手がパットに苦しむ姿はテレビ中継でお馴染みだが、ここのペンA2のグリーンでアマチュアゴルファーがパットをしても、マスターズと似たような結果になるとか。「傾斜が読めればロングパットでも入ります。葉が直立していてへい平滑なので途中でボールがホップしません。カップもきれいにカットできますから、いわゆる横から”ナメて”入ることはありません」

ゴルファーの技量を正確に反映するグリーンの出現は、ゴルフ界にも影響を及ぼす。

まず、真っすぐに打ち出せる高速グリーン対応の変形パターが続々と登場した。最初からボールに順回転が与えられるよう、ロフトも立ってきた。

パットだけではなく、アプローチでもボールを止めにくいからスピン系ボールが好まれる。今後はさらにスピン性能の高いボールの開発も進むはずだ。ウェッジもスピンのかかる溝の設計になってくる。

同CCの場合、ペンA2のプレー時間は、ペンクロスグリーンのときより20〜25分は余計にかかるそうだ。

道具から技量まで、ペンA2の出現でゴルフ界は大きく変わりそうだが、芝の管理からすると、ことは単純ではない。「すでに上級者は速さ9フィートのグリーンに慣れてしまって、昔ほど速いとは感じません。しかし、11フィートになったとたんに、ゴルファーに要求される技量がまったく違ってしまうのです。

取材当日、ペンA2のグリーンの一部は下りが14フィート、同じラインの返しの上りが12フィートを記録した。ともにストレートラインだから、タッチさえ合えば気持ちよく入る。

しかし、横からのスライス、フックラインになるともう、カップに背を向けて打つようになってしまい、傾斜が読めないとグリーンの外まで出てしまう。2パットを狙って寄せるのさえ難しかった。「ペンA2は、3.2ミリ以下に刈らないと芝にストレスがたまる性質があり、ベストの刈り高は3.2〜3.4ミリでしょう。逆にペンクロスは、3.2ミリ以下に刈るとストレスがかかるそうです。」

ペンA2はグリーンの発色が良く、病気に強い。葉の密度が濃いから雑草も入りにくい。農薬も少なくて済むから管理費を軽減できる。いいことづくめだが、ペンクロスと比較すると弱点もある。

葉が直立して伸びる長所は、低刈りができる反面、横に伸びにくいからピッチマークの回復が遅い。

低く刈るには芝刈り機(モア)の下刃を薄いものにする。普通は厚さ3ミリだが、ペンA2は2.5ミリの刃で刈る。雨などで地面が弛んでいるときは、管理者の技術が問われるのだ。さらに、芝そのものが導入されてから年数を経ていないので、まだ十分なデータがない。肥料をやるタイミングや量などキーパーの腕にかかっている。いくら「USGA方式」といわれるサンドグリーンが開発されたといっても、芝は生き物だから管理の難しさは変わらない。

安定して平均点の取れるペンクロスをベントグリーンの第一世代とすれば、第四世代ともいわれる”ニューベント”がどう普及するか、今後の研究にかかっているのだ。「9フィートの速さでも十分に商品価値はありますから、それで満足するならペンA2もペンクロスも管理は簡単です。しかし11フィート以上の数字は、ゴルファーにもグリーンキーパーにも、課題として与えられるハードルでしょう」と山田さん。

パットよりも課題は寄せ挑戦意欲が増す?

アベレージクラスでも芝の良し悪しを見分ける方法はあるのだろうか?「なるべくグリーン面が水平に見られるよう姿勢を低くして、芝の表面を見てください。滑らかか、毛羽立っているかです。芝を手のひらで撫でて、感触を調べる方法もありますが、これでわかるのはプロレベルか、キーパーだけです」結局、実際にはボールを転がしてタッチを掴むしかないようだ。沼津国際CCはペンA2とペンクロスの2グリーンで、面積はそれぞれ平均で460平方mと500平方m。ベントグリーンとしては小さい。したがって、アプローチはパットよりも難題だ。「正確にスピンを効かせた打ち方をしない限り、ボールは止まりません。アベレージならグリーン手前から攻めるのも手でしょう」

これだけ難しいのに、それが評判となって入場者は増えているそうだ。とくにメンバーは、ペンA2を使用する日に合わせて来場する人が多いという。

温かい沖縄は冬がゴルフシーズンだが、また、雨期でもある。コーライ、ティフトン(バミューダ)にペンクロスをオーバーシーディングして鮮やかな緑を演出することが多い。もちろん、ペンクロスは夏になると消えてしまう。

ペンクロスのタネ。昨今問題になる遺伝子組み換えとか、放射線などを利用した、突然変異種は芝にはない。芝を洋芝対日本芝、寒地型対暖地型などと分類するが、それは間違い。気温25度で光合成ができるか出来ないかで分類するのが正解だ。

ペンA2の株。1平方cmを切り取って指先で土を落として根を調べる。根は蜜にして垂直に伸びている。沼津国際CCは最新のサンドグリーンではないが、十分に生育に適している。ただし、全部のゴルフ場でペンA2が成功するわけではない。

ペンA2のタネは本来は左写真のペンクロスと同じタネの色。赤色はタネを蒔いたときの目印であり、肥料がコーティングされているから。芝は商品作物だけに、タネも高価だそうでグリーンを改造するとひとつで500万円かかるといわれる。18H+練習グリーンで約1億円。

出典:Golf Digest Choiceより

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